2022.07.04

令和4年度駒止湿原開花状況♪

国指定天然記念物「駒止湿原」

福島県南会津町と昭和村との境界に散在する湿原の中で、代表的な大谷地・白樺谷地・水無谷地の三谷地からなる湿原です。
標高1,100mのブナ林地帯にあり、冬は3~4mの雪に覆われます。
三谷地を合わせ27ha、その周辺の森林を含め148haが国の天然記念物に指定されています。

 

 

7月4日(月)時点

ニッコウキスゲが見頃になりました!
トキソウ、サワランも見頃です。
ヒオウギアヤメもまだ多く見られます。
ワタスゲは綿が飛んでいるものがほとんど。
レンゲツツジはほぼ終わりで、水無谷地に少しだけ咲いています。

 

 

▼大谷地の様子


ニッコウキスゲとヒオウギアヤメ、ワタスゲとの色彩対比がきれいです。
今朝は曇り空でしたが、大谷地を歩いている時だけ晴れ間が。
ニッコウキスゲは青空に映えますね。

 


ニッコウキスゲは大谷地が一番多く見られます。

湿原内では黄色のニッコウキスゲに目を奪われますが、足元を見ると
サワランやトキソウが可憐に咲き、見頃を迎えております。


トキソウ


トキソウとサワランの群生。
背丈も蕾の様子もよく似ています。
トキソウは、薄いピンク色のお花で、トキ(鳥)の飛んでいる姿に似ることから名がつけられたそうです。
サワランは濃いピンク色のお花で、首が少し前傾しているのが特徴です。

 

 

▼白樺谷地の様子

大谷地よりニッコウキスゲの数は少ないですが、
白樺谷地入り口付近に多く群生しています。


白樺谷地入口付近には、ヒオウギアヤメの群生も見られるのですが
ニッコウキスゲとのコラボレーションは見事でした。

 


ケナシハクサンシャクナゲ、今日は数が少なかったです。
先週の段階では蕾がたくさんあったのですが、一週間の間に一気に咲いてしまったのかもしれません。

 

 

▼水無谷地の様子

ヒオウギアヤメがまだ綺麗に見られますね。


トキソウ。


トキソウの群生。

 


サワランの群生。

 


ツルコケモモの花。


水無谷地のニッコウキスゲは、三谷地の中で一番数が少ないのですが
昭和村側(水無谷地の最奥)へ行くと、遠くまで広がるニッコウキスゲの群生が見られます。

 

大自然のきれいな植生を見せてくれる駒止湿原ですが、
水無谷地は、木道近くにイノシシさんの泥浴びの跡が多く見られました。

 

町としては、植物の保護の為に柵などの設置をしてくださっていますが
すべてを囲うことは出来ないので、イノシシさんが別の場所で泥浴びをしてくれることを願うばかりです…。

 

元々いた動物さんにとっては、人間の身勝手と思われてしまうのかもしれませんが
この素晴らしい湿原を、自然や動植物と共生しながら守っていく。
難しいことですが、そんな気持ちを持ちながら湿原を後にした今日でした。

 

 

🌸駒止湿原の案内ページはこちらから。

お問合せ: 南会津町観光物産協会田島支部 0241-62-3000

 

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6月28日(火)時点

ヒオウギアヤメは今が見頃!(全谷地)
ニッコウキスゲ、トキソウ、ケナシハクサンシャクナゲが咲き始め。
ワタスゲは綿が小さくなってきましたが、まだ見られます。

 

▼大谷地の様子


ワタスゲの白色、レンゲツツジの朱色、ヒオウギアヤメの紫色、ニッコウキスゲの黄色、と
湿原内が鮮やかに彩られていました。

 

今朝のワタスゲは湿気を帯びて縮んでおりました。(お昼に近づくにつれてフワフワしてました)
ワタスゲは完全に成熟すると、種子が風に飛ばされていきます。
飛んでいる種子も見かけたので、ワタスゲが見られるのもあと少しですね。

 

全谷地を通してヒオウギアヤメが見頃で、ワタスゲとのコラボレーションも素敵でした。
★秋篠宮皇嗣妃 紀子さまの「お印」である【桧扇菖蒲】はこのお花です。

 

珍しいヒオウギアヤメの白花を見つけました!

 

ニッコウキスゲは先週よりも花数が増え、膨らんでいる蕾も多く見ました。(全谷地)

 

ピークは過ぎたようですが、レンゲツツジやウラジロヨウラク、サワフタギ、
ツマトリソウもまだ見られました。

 

トキソウの蕾も多く見られ、咲き始めているものもいました。

 

サギスゲも咲いていました。ワタスゲのように綿毛をまといます。
サギ(鳥)の飛形に見たてた名前だそうです。

 

 

▼白樺谷地の様子

 

 

私の腰以上の高さがあるニッコウキスゲもたくさん。ぐんぐん成長していますね。

 

全谷地で見られるヒオウギアヤメですが、白樺谷地の最奥の木道沿いにとても多く群生しています。

 

 

▼水無谷地の様子

 

 

ケナシハクサンシャクナゲも咲き始めていました。
白樺谷地、水無谷地で見られます。

 

マルバモウセンゴケ
食虫植物で、虫さんが葉の表面にある赤いモシャモシャに触れると動けなくなるそうです。
夏になると白く小さなお花が咲きます。

 

ツルコケモモのお花も咲き始めていて、蕾をたくさん見かけました。

 

今日の湿原は虫さんも多く、とんぼさんが木道を案内してくれたり
キリギリスさんでしょうか、レンゲツツジのところでお食事中でした。

今日は曇っていたので、大谷地だけにしようかと思ったのですが
曇りの日の湿原も落ち着いた雰囲気でまた素晴らしく、
鳥のさえずりやカエルの鳴き声、風に揺れる木々の音などが聞こえてきました。
昨日の朝に雨が降っていたためか、林に入ると木の香りがいつもよりも爽やかに感じられ
全谷地とおして、五感で感じる駒止湿原、とても癒されました。

皆様もぜひ楽しんでくださいね。

 

🌸駒止湿原の案内ページはこちらから。

お問合せ: 南会津町観光物産協会田島支部 0241-62-3000

 

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6月21日(火)時点

ワタスゲ、レンゲツツジは今が見頃!(全谷地)
ウラジロヨウラク、ヒオウギアヤメが咲き始め、
ニッコウキスゲも咲いているものがあり、蕾を多く見かけました。

 

▼大谷地の様子

 

ワタスゲ

 

レンゲツツジ
蕾のものもいましたが、綺麗に咲いているものも多く、
湿原全体を明るく彩ってくれていました。

 

ニッコウキスゲ
全谷地通して、蕾がほとんどでしたが、咲き始めているものを数輪見かけました。

 

ズミ(別名コリンゴ)
まだ蕾も沢山!きれいに咲いています。

 

ウスバスミレ
大谷地の入り口付近に群生している小さく可愛らしいお花です。

 

タテヤマリンドウ
見頃は過ぎていましたが、まだ全谷地で見られました。

 

▼白樺谷地の様子

 

ヒオウギアヤメ
全谷地で見られますが、今日咲いていた数輪は
白樺谷地終わりの群生のところで見かけました。

★秋篠宮皇嗣妃 紀子さまの「お印」である【桧扇菖蒲】はこのお花です。

 

ワタスゲ

 

ツマトリソウ
先週よりも沢山咲いていて、見頃を迎えています。

 

ケナシハクサンシャクナゲ
時期的にはもう咲いているかと思っていたのですが
まだ蕾…?これから咲くと思われます…(勉強不足ですみません)

 

▼水無谷地の様子

 

ワタスゲ

 

ウラジロヨウラク
全谷地で咲き始めています。
ドウダンツツジのなかまで、葉の裏が白色。

 

コバイケイソウ
先週蕾のあった個体には花が咲いていました。
やはり今年は数の少ない年でしたね。花の咲く年が楽しみです。

 

ナナカマド
秋には赤く鮮やかな実をつけます。

 

湿原に行くまでの林道中や、湿原入り口付近にはタニウツギが鮮やかに咲いています。
湿原までの道の間にも観光客の皆様を楽しませてくれます♪

 

🌸駒止湿原の案内ページはこちらから。

お問合せ: 南会津町観光物産協会田島支部 0241-62-3000

 

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6月13日(月)時点

ワタスゲは、白い綿毛が5分~9分ほどついてるものがほとんど。(全谷地)
白くて丸いぽわぽわ状になるまで、もう数日かと思われます!

 

▼大谷地の様子

ワタスゲ

 

タテヤマリンドウは全谷地で非常に多く見られました。今が見頃です!

 

レンゲツツジ

 

▼白樺谷地の様子

ワタスゲ

 

ムラサキヤシオツツジ

 

ツマトリソウ

 

▼水無谷地の様子

ワタスゲ

 

コバイケイソウ
今年は蕾のある個体は数個しか確認できませんでした。
数年周期で咲くようなので、今年は咲かない(数の少ない)年だと思われます。

 

ミツバオウレン

 

ミズバショウ

ほとんどのミズバショウはお花が終わっていましたが、
小さく可憐なミズバショウをひとつ見つけました。

 

▼お問合せ

南会津町観光物産協会田島支部 0241-62-3000

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