2023.06.08

令和5年度 駒止湿原開花状況♩

国指定天然記念物「駒止湿原」

福島県南会津町と昭和村との境界に散在する湿原の中で、代表的な大谷地・白樺谷地・水無谷地の三谷地からなる湿原です。
標高1,100mのブナ林地帯にあり、冬は3~4mの雪に覆われます。
三谷地を合わせ27ha、その周辺の森林を含め148haが国の天然記念物に指定されています。

 

6月29日(木)時点

ニッコウキスゲが咲き始めました!
ヒオウギアヤメは盛りを過ぎましたがまだ見られます。
サワラン・トキソウ・ツルコケモモが見頃。

 

入り口には早速ニッコウキスゲが。
昨日のひどい雨の雨粒がまだ残る駒止湿原です。

リョウブやヤマウルシが咲き始めていました。
  

ウリハダカエデ

ノリウツギ

ヤブヘビイチゴ

 

 

▼大谷地の様子

 

今年のワタスゲは遅霜にやられてしまい、数も少なく生育も悪かったので
他の植物がどんな様子か心配していましたが
ヒオウギアヤメもニッコウキスゲも元気に咲いていました!

 

特にヒオウギアヤメは、例年よりも少し数が多かったように感じました。
(ワタスゲがない分、目につきやすかったのかもしれません笑)

 

ニッコウキスゲは、昨年咲いていた場所と少し違う場所に群生しているような印象でした。
開花の周期には、植物自身のサイクルや天候などが関係しているようなので
これからも観察を続けたいと思います!(*^_^*)

 

ニッコウキスゲは、特に大谷地が蕾も多かったので
これからの開花が楽しみです。

 

大谷地の終わりあたりにはトキソウやサワランが群生しています。

トキソウ

サワラン

 

 

白樺谷地の様子

ケナシハクサンシャクナゲが今年はたくさん咲いています!
蕾のものもまだあるので、長く楽しめそうです。

 

 

ウラジロヨウラクはピークを過ぎましたが、まだ見られます。
白樺谷地が特に多いです。

 

ツルコケモモのお花も白樺谷地で多く見られました。

 

 

▼水無谷地の様子

元気なヒオウギアヤメが見られます。

 

水無谷地は、トキソウやサワランが例年よりも多く見られました。

白樺谷地と水無谷地間の林道には、新芽が咲いている植物がたくさんいて
黄緑色と緑色のコントラストが美しかったです。
 

 

帰り道には、ヒメシジミチョウを発見!
疲れを癒してくれました。

 

昨日の大雨とは打って変わってお天気に恵まれ
すれ違うお客様は皆さまニコニコ。

爽やかな風吹く湿原内を思い思いに楽しまれていました。

次回の来訪も楽しみです。

 

▼お問合せ先

南会津町観光物産協会 田島支部 0241-62-3000

 

 

 

 

6月8日(木)時点

ワタスゲが白くなり始めました!
水無谷地のワタスゲは見頃になりつつあります。
タテヤマリンドウ、レンゲツツジが少しづつ開花。

 

約半年ぶりの駒止湿原。
どんな様子か楽しみに向かうと、入口でタニウツギが出迎えてくれました。

林道にはギンリョウソウも。

 

▼大谷地・白樺谷地の様子

今年の大谷地・白樺谷地のワタスゲは、背丈が低く、例年よりも個体が少ないように感じました。

ここ数週間、天候不順などがあり、霜が降りたりした影響があるのか
茎の部分も茶色になっている個体を多く見かけました。

その影響はコバイケイソウにも見られ、大谷地・白樺谷地とも葉が茶色くしおれている個体が。

しかしタテヤマリンドウやウスバスミレなどは足元に可愛らしく咲いていて心を癒してくれます。

そしてヤマドリゼンマイはぐんぐんと元気に成長中!

 

▼水無谷地の様子

水無谷地は他の谷地とは一線を画した様子で、いつもの湿原の姿に安心しました。

奥にあるレンゲツツジと。
日当たりによって生育のばらつきはありますが、
見頃になり始めていると言って良いと思います(*^_^*)

ぽわぽわの白い絨毯。

水無谷地はコバイケイソウも元気で、蕾のある個体も昨年より増えていました!

レンゲツツジは全体的に蕾が多かったのですが、
水無谷地は咲いてるものも多く見られました。

 

ウラジロヨウラクが赤ちゃんほど小さくて、本当にかわいい。
元気に育ってほしいです。

 

ケナシハクサンシャクナゲは蕾がたくさん!
今年はたくさん見られそうでうれしいですね(*^_^*)

ズミ。

イヌエンジュ。

こちらはノリウツギ?リョウブでしょうか?
小さく可愛らしいつぶつぶが見られました。

水無谷地ではニッコウキスゲの葉が茶色くなってしまっているものもありましたが
大谷地ではニッコウキスゲの蕾をひとつ見つけました!
これからの生育が楽しみです。

 

イノシシさんの泥浴びのあとも見られました。

だけど今年は木道近くではなく林側で!
柵の効果が少し出ているのかも、と感じました。

 

駐車場までの道のりにも、心を休ませてくれる植物たちが。

ナナカマド。

オオカメノキ。

爽やかな風が吹いていてとても心地よかった駒止湿原。
次はどのような姿が見られるか今からワクワクです。

 

▼お問合せ先
南会津町観光物産協会田島支部
TEL 0241-62-3000

アクセス

南会津町のオンラインショップ MINAMIAIZU iimono

まちの案内人

会津田島祇園祭バナー

満喫!南会津の魅力

南会津の米

スキー&スノーボード

んだべぇ

南会津の地酒

南会津のそば

About Minamiaizu

物産品電子パンフ